お前むかつくねん②~人生かけて恋愛するばい

失恋ねぇ、そりゃ、荒れるわ



…って、鎌吉つわんが?


『えのき、声でかいし』



ぼそぼそ独り頭のなかツッコミのはずが、声に出てたか


だって、ふることはあっても、ふられるて

かりに、あっても、そんなんで落ち込んだことなかったっしょ



『…そんなに、好きな人なの?』



鎌吉は、頷き話し出した



鎌吉の惚れた男は、同じバイト先のザッ日本人って感じで腹を立ててた年下のチビ男だった



最初はただのうっとおしい奴だと思ってたみたいだったけど、嫌い嫌いも好きのうち、意識するうちに好きになってしまったらしい


でも、マジになった自分の感情をどうすることも出来ず、その人のタイプを聞いて、完全に自分じゃないとわかり、知らぬナンパ男と一夜を供にしたらしい


そんなことで?と驚きが隠せなかった


鎌吉が、うぶな中学生になったみたいだ
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