お前むかつくねん②~人生かけて恋愛するばい
すっかり、馴染んだノッキーだったけど、友達から電話があり、名残おしそうにその場を後にした
『明るくて、いい先輩じゃないの?仕事楽しく出来てよかったわね』
『まあね。けど、今日のノッキーおもろかったけど』
『わかりやすい子よね。幸しか目に入ってないもの。幸がいない日に来てくれなきゃ』
わかるよねぇー
私にもわかったし
梅男のいない日に来いは無視してと…
『望みとかあるん?』
一応聞いとくかっ…
『電話女の声だったわよ。彼女の一人や二人いるでしょ?』
あいつー、友達って女かよー
馬鹿だなぁ
『まあ、そんな事どっちでもいいけど、そろそろ帰ろっか。梅ちゃん、今日もごちそうさまでした』
『いえいえ。また来てね』
『ごちそうさま』
『また来てね』
いい光景だ
常連だけど、最後はこんな感じでさようなら、私は大好きだ
当たり前が凄く大事
一応私達は、お客なわけだし
毎日気持ちよく帰れる