お前むかつくねん②~人生かけて恋愛するばい
そんな、ある日、瑞希を見かけた


相変わらずかっこいいな
でも、なんか、寂しそう



『瑞希っ』


『…ゆか』


瑞希は、優しく微笑んでくれた


でも、なんか変


ずっと瑞希を見てきたからわかる



『瑞希、なんかあった?口元腫れてる?』



『なんもねーよ。兄弟喧嘩だ』



瑞希はそう言ったけど、兄弟喧嘩とは思えない…

そんな、話聞いたことない

瑞希の弟はくそ真面目って言ってたもん
でも、俺と違って人に手をあげる事のない本当に強い男って言ってた


『…美月ちゃんとうまくいってる?』



『…あー、仲いいよ』



何か、あったんだ…



私のせい?

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