お前むかつくねん②~人生かけて恋愛するばい
一度、鈴木君から、別れてからメールがきて、

『二股だったんだ』

って、内容だった



何のことか、わかんなかったけど

…まさか、瑞希とのこと?


なんとなく、胸がざわついて、鈴木君を呼び出した



彼は、つきあってた時とは違って、凄く冷めた目で私を見てきた



『何のよう?』


『瑞希と何かあった?』


『…あいつ、腰抜けだな。女に泣きついたわけ?』


凄く頭にきて、頬をぶっていた


でも、鈴木君は怯むことなく

『…そんなに好きか?』

と言った



『私が勝手にずっと好きだっただけで、瑞希は私の事なんて一度も好きになってない。二股なんかしてない』


涙を浮かべながら、でも、ちゃんと瑞希のこと伝えたくて話した



『だって、お前ら抱き合ってたじゃん』



『…私が一方的に抱きついただけ。瑞希に告白したけど、ふられたの。美月ちゃんのことしか、頭にないんだよ。鈴木君だって、瑞希と友達だったら、瑞希がそんなことしないの、知ってるでしょ』


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