お前むかつくねん②～人生かけて恋愛するばい

そして、美月ちゃんに電話をして、会うことになった



『ごめんなさい』



頭をさげると、美月ちゃんは、頭をあげてと言った



全てを話すと、美月ちゃんは、瑞希に話しは聞いたと言った


じゃあ、なぜ、瑞希はあんなに苦しそうな顔をしていたの？


『篠田は全然悪くなくて、凄い素敵な人。だから、篠田がもてるのも充分理解してるんやけど、こんな私が篠田を独占して悪いなって思うとみんなの気持ちが重くて…。ゆかちゃんも、ずっと想ってて、苦しい思いしてて…わかってるんだけど、篠田を渡せない…。そう思う自分が苦しい…です』


美月ちゃん…

本当に素敵な子だね


瑞希が好きになったの、今なら凄くわかるよ


『彼女なんだから、当たり前だよ。渡さなくていいんだよ。もっと、自分だけの事考えなきゃ、かっさらうよ』


『だめ、私の彼氏です』


それでいいの

わかってるよ、
わかってるけど、
最後の意地悪…言っただけ