お前むかつくねん②~人生かけて恋愛するばい
正直、凄く恐かったけど、でも、ノッキーを追い詰めたのは私なのかもしれない
ノッキーを男として全く見てなかった
それはずっとノッキーを傷つけてたのかもしれない

男としては…だけど、でも、職場でのノッキーは本当に仕事熱心で素敵だ

チャラいと思っていたノッキーが、私を好きでいてくれた

鈍感な私にも責任があるだろう


『ノッキー、もうこんなこと本当にしない?』



『うん、ごめん』



『ずっと、気付かなくてごめん。思ってくれてありがとう。…仕事の良き先輩でいてください』



『ありがとう。篠田君もほんまごめん。喧嘩も強いのな、まじ何も敵わねえ』


『好きな女のことだから、負けないだけだ。バイトん時はこいつの事頼む。殴ってすまない』



『殴られるようなことしたから…てか、邪魔したな、文化祭楽しんできて』



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