お前むかつくねん②~人生かけて恋愛するばい
『先輩が柔らかい感じになったのは、美月さんの影響ですね。喜一も柔らかくならないかな?』
『……もう、行くぞ』
『えっ、久し振りに会って、お喋り楽しいのに』
『やきそば売り切れても知らねーぞ』
そういって、喜一君は先に歩き出した
『喜一ー。もー、じゃあ、またお家にお邪魔します。美月さんもまたお喋りしたいです。ではお先に失礼します』
ペコリと頭を下げて、待ってよ、喜一と言いながら、でも、嬉しそうに追いかけたなずなちゃん
可愛い♪
でも、なんか、以外や以外
喜一くんは、もっと大人しい感じの子と付き合ってると思ってた
彼女は、喜一くんと違って、人懐こそうで、明るくてよくしゃべるイメージ
でも、なんだろ
お似合いだった