お前むかつくねん②~人生かけて恋愛するばい
そして、さほど、身支度に時間がかからない私はさっさと用意を済ませ、王子の元へ


『お待たせ』



『あら?もう出来たの?もっと、話してたかったのにー』

だから、余計急いだんだよ



『お母さん、帰ったらお話がありますので』



『なあに?話なら今にして。瑞希ちゃんもいることだし』


うぐー
だから後でって言ってるだろ?



『……いや、また。行こう、瑞希』



『うん。朝からお邪魔しました』



『いいのよ。またいつでも来てね』



『あっ、それから、瑞希ちゃん部屋に入れたことぶつくさ言わないように、デートで言っといてねー、いってらっしゃい』

と、言いながら玄関閉めたおかん


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