【完】告白相手、間違えました。





「「………」」






お互い無言。





ただ、沈んでゆく夕陽を眺める。





この時間が何か心地よい。





周りから私達は、どんなふうに見えるんだろ………





なんてことを考えていると、







「………あのさ」






急に神谷が口を開いた。





「へっ!?」





神谷の顔を見る。




真っ直ぐ前を向いているその表情からは、

何を考えているのかわからない。






< 50 / 265 >

この作品をシェア

pagetop