よみがえれ誠の魂よ〜天つ風は何処(いずこ)へ〜
in暴走族『鬼蛇』倉庫
『………………臭いな。』
楓「…………そうだな。薬の臭いが
立ち込めている、な。」
鬼蛇の倉庫は薬の臭いでプンプンしていた。
流石に、これは酷すぎる。
警察署から依頼がくる訳だ。
『楓、準備は良いか??』
楓「嗚呼。もう行くのか?」
『善は急げ、だろ。行くぞ!!』
その声で私達は倉庫に突入した。
中に入って吃驚した。
─────凄まじい光景だった。
薬で自我が残っていない奴。
何処からか連れて来た奴を
ひたすら殴る、蹴るを繰り返す奴等。
倉庫は鬼蛇の遊び場状態になっていた。
『………………これは、酷い、な。』
楓「薬で既に自分を見失ってるな………。」
こうなると、最早情けは要らない。
容赦なく潰すのみだ。
『一番隊隊長、沖田椿。』
楓「三番隊隊長、斎藤楓。」
『「いざ、参る──────」』