よみがえれ誠の魂よ〜天つ風は何処(いずこ)へ〜
【in 新選組 屯所】
俺が屯所に着くと、わらわらと
皆が集まって来た。
陽「椿……………。」
風「椿さん…………。」
楓「………………椿っ………。」
要凰「「椿っっ!!」」
或无「「椿(ちゃん)………………!!」」
禅「椿様…………!!」
…………誰一人として俺を心配する
ことはないなww
ま、当たり前か……………。
俺のせいで、沖田が失踪したからな。
紫「…………皆、俺のせいで……………。
…………………………悪かった。
取り敢えず、沖田を寝かせてくる。」
そう言い、俺は沖田の部屋へ向かう。
沖田は部屋に寝かせても、一切起きなかった。
そっと沖田の頭を撫でてみる。
傷みの無い綺麗な黒髪。
折れそうなくらいの白く細い体。
絶世の美女を思わせる顔の綺麗さ。
改めて思ってしまう。
──────コイツは、女、なんだ……………。
新選組一の強さを誇る沖田。
そんな沖田を苦しめる過去。
楓に大まかに聞いた話でも、充分酷いが、
俺は、それだけではない気がする。