よみがえれ誠の魂よ〜天つ風は何処(いずこ)へ〜
すると、奴はソロリと姿を現した。
暁「流石、椿様………なーんて♪
ん~と、何年ぶり?ww
久しぶりだね~、椿ちゃん♪♪」
────やはり、コイツは暁だった。
あの、私の大切な弟、爽を殺した張本人!!
必死に沸き上がる怒りを抑える。
まただ。この前も怒りで殺人鬼・紅夜叉に
なってしまったばかりじゃないか。
暁「あれ、椿ちゃん。
紅夜叉になるの我慢してるの??」
『五月蝿い……黙れっ!!!』
私の家、沖田家の弟子達は全員、
私の別の姿、殺人鬼・紅夜叉を知っている。
でもまさか、その信頼された弟子達の中から
新政府軍に加勢する、愚かな輩が
居るとは思わなかった。