好きって気づけよ。
わわっ! なんで!?
私、ヘンなこと言っちゃったかな!?
「大丈夫!? レミちゃんっ」
「大丈夫、ゲホッ。……心愛がそんなこと言う日がくるなんて!」
何度かせきこんだあと、ぱあっと表情を明るくかがやかせるレミちゃん。
私はレミちゃんを見て、目をぱちくりさせる。
「心愛って、いままで恋愛には関心がいっさいない感じだったんだもん。すごいうれしい!」
「そ、そっか……」
うん、そうだよね。
レミちゃんの恋バナは聞いていたけど、自分で想像したりしなかったし……。
凪くんが1番そばにいたから、あまり男の子に興味を抱かなかった。