好きって気づけよ。




「なんて……言われたの?」


「忘れた」


「えっ!」




嘘。

ほんとは、覚えてるよ。


覚えてるけど……




“いますぐ第1倉庫に来ないと、きみの幼なじみがどうなっちゃうかわからないよ”




それを真に受けて、ここまで来て、閉じ込められるとか。


あいつらの思惑どおりにいきすぎて、すっげームカつく。



し、そんなはずいこと心愛に言えるわけがない。



出たらぜってー栗原殴る。



 
< 276 / 356 >

この作品をシェア

pagetop