好きって気づけよ。




意地悪っぽく言われたけれど、凪くんの瞳は優しい色をしていて。



そんなの、凪くんを家にさそうための言葉のあやなのに。



でもやっぱり、凪くんは優しい。


うれしかったから、私は課題を手伝ってもらうことにした。



凪くんはなんだかんだ言って、いつも私に優しくしてくれるんだ。



いまみたいに助けてくれたり。

本当に困っているときは、絶対に手を差し伸べてくれる。



私にとって凪くんは、昔から。


ヒーローみたいな存在なんだ。




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