好きって気づけよ。
・
*
・
・
私の課題が終わったと同時に、お母さんから夕ご飯ができたと声をかけられた。
お父さんも帰ってきていたから、私たちは4人で夕ご飯を食べて。
お父さんは久しぶりに凪くんと会えて、機嫌がよさそうだった。
ご飯を食べ終えたあと、
私の部屋にもどった私たちは、今度こそテスト勉強をはじめた。
「どう? はかどってる?」
「お母さん」
勉強をはじめて少し経過したとき、お母さんが入ってきた。
ジュースとケーキをもって。
「フルーツタルトとショートケーキ。デザートに食べてね」
「ありがとうございます」