好きって気づけよ。




もっと顔が赤くなった気がして、ぱっと凪くんから視線をそらす。



うう。

ほんとに、凪くんとってもかっこよくなってる。


どきどきおさまらないし……ずるいよっ。




「そっか。じゃあもう1回」


「えっ……!」




いいなんて言ってないのに、また近づいてくる凪くんの顔。


だけどそれを拒むなんて、私ができるわけがなくて。



……ねえ、

凪くん、気づいてる?


私が凪くんのこと、こんなに大好きだって。



 
< 354 / 356 >

この作品をシェア

pagetop