たびびと
あるいていると、分かれ道にさしかかります。
片方は森へと続く道。
片方は林へと続く道。
少女は歌いました。
“木の多い道には、届きもしない人の声。”
“木の少ないあの場所は、きっとだれかに荒らされた。”
片方は森へと続く道。
片方は林へと続く道。
少女は歌いました。
“木の多い道には、届きもしない人の声。”
“木の少ないあの場所は、きっとだれかに荒らされた。”