情熱のラブ・  フォルテシモ
「ジュナ、何か飲まない?ここにはピアノもあるよ。」

ジョシュは気を使ってくれたのかしらと私は思った。

「ジュナ、田原は君の恋人かな?」

今度はライアンが聞いてきた。

「いいえ、違います。」

「そう。」

「何か?」

「いや、ちょっと聞いただけだよ。君がよければディナーを一緒にどうかな?」

「ラリー、いいね。僕も賛成だよ。ジュナ、いい?」

「ええ、喜んでご一緒させてもらうわ。」

3人でディナーを楽しんだ。ホテルのレストランだった。

ジョシュはかなり有名らしい。私だけが知らなかった。

帰ったら彼のHPを見てみようと思った。

「ジュナ、僕達は明日の便で帰るよ。次の土曜日にまた会えるね。」

「ええ、そうね。」

「メールでやり取りしよう。私のことはラリーでいいよ、ジュナ。」

「はい、ラリー、よろしくお願いします。」

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