情熱のラブ・  フォルテシモ
ジョシュが即答した。

「僕は世界中を回って一緒に歌いたい声の主を探しているんだ。」

「ジョシュはジュナの声に魅了されたのです。彼女の声は他の誰にもないクリーミーな響きを含んでいます。彼の低音と合わせてみたいと私も思っています。ジョシュの希望でもあります。」

ライアンは熱心に理由を語った。

「なるほど、彼女が決めることだ。どうする?」

マネージャーは私に向かって言った。

「私、合わせるだけならお受けします。」

私はそう返答するだけで頭がいっぱいだった。

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