霧隠れの消息
「この学校の図書室に幻の本があるんだって!」

クラスの女子の反応は…

「えー!なにそれー!ウケるんですけどー!」

「…嘘っぽい」

「なにそれ?美味しいの?」

人によって様々だった

「いや、この話まぢらしいよ!毎年二人だけその本を見つけられる!」

「って言ってもー。見つけて何の得あるのー?」

「よくぞ聞いてくれた!この本には…ってあまり多くのことが知られてない謎の本なの。一つだけ分かっていることがあって、それが"歴史の前で止まれ"だってー!」

みんな「なにそれー」と
半信半疑で信じる人は
少なかった


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