僕と私とそれから空
「……葉さん……明日葉さん!」
「んぅ…あ、れ………っ!?」
「あ、起き」
ゴチン
「っつ~~~~!!!」
「って…!」
目を開けると、見知らぬ男子…ではなく、駒瀬くんがいた。
私は、驚き過ぎて急いで体を起こすと、真上にあった駒瀬くんの頭とぶつかった。
しかもかなりの音を立てて。
お互い、痛さに言葉を失う。
「こ、駒瀬くん…?」
「ってー…あー、ごめん。驚かせた?」
「あ、いえ…えと、私に何か?」
「授業終わったからさ、屋上きたら、明日葉さんが寝てて…起こしたら、まぁ、こんな感じに。」
「私、寝てたんだ…いつのまに…。って、すいません!おでこ、大丈夫ですか!?」
事態の大変さにやっと気づいた私は、自分が人間恐怖症だということを忘れ、彼の顔をのぞき込んだ。
「え/////あ、うん…///大丈夫…///」
「??……あ…/////ご、ごめんなさい…」
「いや…////」
はっとして、距離をとる。
「えと、じゃあ、俺は帰るから。明日葉さんも気をつけて帰ってね!」
「あ、はい…。ありがとう、ございます。」
ガチャン
屋上の少し重たい扉を開けて、彼は私に背を向けて出て行った。
「……ハァ、ビックリした。」
(…それにしても私、なんで駒瀬くんとあんなに話せたんだろう?)
私は、彼が屋上を後にしてから自分の不可思議な行動に違和感を感じていた。
私は、人間恐怖症のはずなのに、なぜ、彼とはあんなにも話すことが出来たのだろうか、と。
「んぅ…あ、れ………っ!?」
「あ、起き」
ゴチン
「っつ~~~~!!!」
「って…!」
目を開けると、見知らぬ男子…ではなく、駒瀬くんがいた。
私は、驚き過ぎて急いで体を起こすと、真上にあった駒瀬くんの頭とぶつかった。
しかもかなりの音を立てて。
お互い、痛さに言葉を失う。
「こ、駒瀬くん…?」
「ってー…あー、ごめん。驚かせた?」
「あ、いえ…えと、私に何か?」
「授業終わったからさ、屋上きたら、明日葉さんが寝てて…起こしたら、まぁ、こんな感じに。」
「私、寝てたんだ…いつのまに…。って、すいません!おでこ、大丈夫ですか!?」
事態の大変さにやっと気づいた私は、自分が人間恐怖症だということを忘れ、彼の顔をのぞき込んだ。
「え/////あ、うん…///大丈夫…///」
「??……あ…/////ご、ごめんなさい…」
「いや…////」
はっとして、距離をとる。
「えと、じゃあ、俺は帰るから。明日葉さんも気をつけて帰ってね!」
「あ、はい…。ありがとう、ございます。」
ガチャン
屋上の少し重たい扉を開けて、彼は私に背を向けて出て行った。
「……ハァ、ビックリした。」
(…それにしても私、なんで駒瀬くんとあんなに話せたんだろう?)
私は、彼が屋上を後にしてから自分の不可思議な行動に違和感を感じていた。
私は、人間恐怖症のはずなのに、なぜ、彼とはあんなにも話すことが出来たのだろうか、と。