ごめんね、だいすき。
はじめまして。
中学2年生、なりたての春。
あたしは初めて先輩という立場になって嬉しさがいっぱいだった。
それとは、また別に、この時期は青春時代っ!
まわりには彼氏、彼女と付き合う友達がいつのまにか増えていた…
もちろん、あたしには…↓↓
「別にいなくても平気だもんっ!」
こう言って見栄をはってたけど、内心では
「彼氏欲しいーっ!」
と貪欲だった。
そんなことより、あたしは部活に夢中になっていた。
自分にとっての青春はテニスだった。
とりあえず打って打って…と。
でも休憩になると、みんな恋バナをしはじめた。
あたしの親友、ミキにも実は1年生のときから彼氏ができていた。
2年生になっても同じクラスになれたらしく、嬉しそうにしていた。
今日もミキについて、話していた。
「ミキ、彼氏いるなんていいなー」
あたしの横でアキナが羨ましそうにミキを見ていた。
「えー??みんなもすぐできるよっ!!ウチなんかでも、できたんだからー。」
ミキは照れながら言った。
「いや…だからミキだからできたんだよ…。あたしぢゃ無理だし…。」
自分で言っておきながら、また自信を失ってしまった、あたしを見てすかさず、アキナは