ごめんね、だいすき。
「で」


また書いて、消す。


「き」

そして、最後に

「た」


“彼氏できた”

あたしはそう伝えた。


「えっ!!まじで!?」
マユミは目を大きく開いて、確かめてきた。

「うん、あの近所の人なんだけど…」

「よかったね♪おめでとさん」
ミキは笑顔で祝ってくれた。

「ありがとう♪今度の土曜日、一緒に動物園に行くんだっ」

するとアキナはすばやく
「えっ!?明日??部活どうすんの??」
と聞いてきた。
そんなあたしは
「だから休む♪」
とあっさり、答えた。

「部活のみんなには、嘘の理由で休むから、このことは内緒ね??」


授業が終わって、部活の時間も終わって、あたしは先輩に明日休むということを連絡した。

先輩は2つ返事で了解と言ってくれた。

はあ…あとは明日になるだけだ!!

あたしは緊張してきた。


家に帰ってからは明日に着ていく服を考えてた。

「スカートかな??ズボンかな??ってかワンピース??…」
独り言をいいながら、あっという間に周りは服だらけになっていた。

そうしているうちに、ご飯の時間になっていた。

「梨穂ー、ご飯ー」
リビングから、お母さんの声が聞こえた。

「はあーい。」
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