ごめんね、だいすき。
ご飯も食べ終わり、お風呂にも入り終わったあと、あたしは服よりお兄ちゃんにメールした。

「やっほ〜、お母さんにいってくれたのね??どうも」

それから数分たったあと、

「ああ、一応言っておいたんだんだ。明日だね??楽しみだ」

「うん、あたしも♪でも緊張するな…会ったことないし…」


そう…実はすごく緊張してる。どちらかというと、人見知りなあたしは不安だった。

「大丈夫だよ。何にも心配するな。平気だよ??」

…優しいお言葉、あざーす。
ドラマのように甘い言葉じゃないが、恋愛経験が薄いあたしにはそう聞こえた。

どこにも、根拠はないのだけれど、すごく安心した。

「お兄ちゃんがそう言ってくれると安心するな」
素直に言えた気がして、気持ちがスッキリした。

「梨穂はやっぱりかわいいな」

「そんなことないよ。会ったときガッカリしちゃうかもよ…??」

「なんでガッカリするの??」

「あっ、何でもないよ…」
自分で理由を言うのが、恥ずかしかったので、やめた。

ってか、何を言いたいのか、説明なしで気づいてもらいたかったなあ…


「明日、10時に出発しようか??」

「うん、そうだね。分かった!!」

「じゃあ、ゆっくり休めよー」

「おやすみ」
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