ごめんね、だいすき。

今日わ動物園だっ!!

…動きやすい格好??



という観点から、まずはズボン決定!!

まああとは何でもいいかっ
と適当にTシャツでパーカーにしてしまった。


バックに財布やケータイ、タオルなどいれて自分の部屋をあとにした。






「え!?お前その格好でいくの??」

下のリビングで1人でパンをかじってたお母さんが言った。

「いつもと同じだけど??」

「デートするのに普通すぎる…スカートにすればよかったのに」

いちいち文句言わないで下さいー。

「動きやすさ重視だしっ」

「あっそう、それならお前のその寝癖ちゃんと直してしてきなさいよ」



「…今やろうとしてたの」


いや、言われるまで気づかなかった。
よく鏡で自分の顔を見てみると、よだれのあとさえあった。

お母さんに
「もっと女の子らしくしなさい」

なんて、しょっちゅう言われるけど
まあ、しょうがないなって思いますね。


髪を直して、顔も洗って、歯磨きをしてるとき
お尻のボッケに入れたケータイが鳴った。

「あっ、メールだあ」

お兄ちゃんからだった。
モーニングコールかなってワクワクしながらメールを開いてみた。


ら、

「もうそろそろだぞー」
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