ごめんね、だいすき。
焦ってた。
かっこよすぎて、自分とつりあわないと思って…


あたしと違ってスレンダーだし、目もキリッとしているのに二重だし、髪の毛もふわふわしてるし、なんかいい匂いするし…


緊張するー!!…


車に乗ってから
ずっと沈黙が続いてた。



「緊張してるの??」

赤信号で止まったとき
問いかけられた。

「あっ!!はい…ちょっと…」


「りーちゃんは可愛いな。緊張しなくていいんだからね??」

「あっはい、ありがとうございます」

「…メールのときは敬語じゃなかったのに、どうしてだい??」

「あっじゃあ、普通に…」

「あっ、うん…まあ…(苦笑)」
苦笑い、されちゃったよ…
どうしよ、どうしよ!!


なんか空気を悪くしてしまったような、あたしは
余計に緊張感を増すことになった…


あーあ…せっかく和ませてくれるようにしてくれたのに…

何してんだろ…



なんて言葉にしないで、思っていた。




「りーちゃんって何部だっけ??」
再び話しかけてくれたっ

「テニス部ですっ」

「おっ!!俺もテニスだったよ!!」

「えっ!?前衛??後衛??」

「俺は前衛だった。りーちゃんは??」

「あたしは後衛なんだ。ペアになれるねっ!!」
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