ごめんね、だいすき。
「もう今じゃ無理だけどなっ」


「まあね…(苦笑)」



って分かってるよーっ

真剣な感じで言わなくても…


あたしたちあってない??とか…??

いやいやっ、まだまだ会ったばっかりだ!!
そう思うのは早いっ!!


なんて自分に言い聞かせた。


そろそろ着くときには、会話はぴたっととまっていた

これからどうしよ…
初デートなのに…
ってか初デートって何?!


あたしは知らないことがあったとき、いちいちケータイの辞書で調べる癖がある

こんなときでも当たり前のようにデートという単語を調べてた

の結果
「異性と日時と場所を決めて会うこと」
…らしい



それは知ってるからあー!!
そのあとを教えてくれー!!

あたしは心の中で叫んだ


「駐車場ここでいいんだよな…」
彼の言葉でふと、現実に戻った

「あっ、もう着いたんだね」

「ああ、じゃ行くか??」

「うん、ありがとう」


そしてあたしは勢いよく車から降りた


ゴンっ!!
「痛っ!!」


頭ぶつけた…

うちの車より車体が低かったので、いつもの感覚で降りたら
垂直に頭を…


頂点をぶつけると痛いです…


「おい、大丈夫かあ??(笑)」

「うーん…」

笑われちゃったよ…
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