ごめんね、だいすき。
なんてたっけ人生初めての恋人っ

恥ずかしくて嬉しくての気持ちでいっぱいだった




??

車が止まったまま動かない…

家に着いたのかな??


あたしは瞼を閉じたまま、
…まだ寝たふりしました



すると、お兄ちゃんがあたしの頭を撫でてくれた

優しくゆっくり撫でてくれた
あたしはその一瞬、一瞬がとても嬉しかった
ニヤニヤしたくなりそうだけど、我慢してた


しばらく撫でてくれたあと

「りー、着いたよ〜」

と優しく起こしてくれた


「…ん??あ、ありがと〜…」

ちゃんと寝てました。というふうにあたしは目をこすり起きた

「このあとどうする??」

お兄ちゃんが聞いてきた

どうやら到着したのは、お兄ちゃんの家だった

「お祭り行きたいっ、今日やってんだあ」

何気に今後の予定も考えてましたっ
そういうとこ、しっかり者です

「そうか…じゃあ行くか??」

「うんっ」








//…ありがとうね、こんなワガママを聞いてくれて。

あたし自分が嬉しくてあなたが疲れてるの気づけなかった…

ごめんね、でも
大好きだよ…
< 23 / 35 >

この作品をシェア

pagetop