ごめんね、だいすき。
あたしは急いで、母親のとこに行った。
「なんで勝手に教えてんだよー!!」

「別にいいじゃない!!カズヤ君だしっ」
「もう、人の許可を得てからにしてよねっ」


あたし、ほんとは嬉しいくせに、なんか勝手にされたのにイライラしていた。


でも、とりあえず、返信しなきゃっ!!

あたしはまたケータイを開けた。

「よろしくお願いします。いきなりだったんでびっくりしました。」

なんだか堅苦しい…
そうと思いつつ送った。


するとすぐに返ってきた。

「ごめんね??でも話してみたかったんだ。」

あたしもすぐ返した。

「廣山さんがそんなこと言うなんて、知らなかったです。」

「だって俺、りーちゃんのこと好きだからね。」



ん??
「ありがとうございます。そんなこと言われて嬉しいです」

「本当に言ってるんだけどな…」


えっ??へい??…
何言ってんだ??この人…??

「冗談じゃないんですか??」


「冗談じゃなくて、本気で好きって言ってるんだけどな…」




こういう時、どうしたらいいのー??
なんだか知らないうちに、どんどん意味深になってる…
ってか本気??

「あたしも廣山さんのこと、好きですよ」

迷いなく、送ってた。
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