【短編】指定席
小さい小幅で歩いていた亜子は近くの公園に寄り、ブランコに座った。
『なんであたし…康太の事好きになったんよ…好きにならん方がええ。もう康太…あたしに優しくせんといてや…期待するやん。ボケー』
泣きながら叫ぶ亜子の頭を
ゴツンッと誰かが殴った。
『いったー!!!ちょっ誰やねんっめっちゃ痛いがな!』両手で頭を押さえながら後ろを見た。
そこにはさっき叫んでいた言葉に出て来る本人がいた。
『え…』
『先に帰るなや!お前が誰かに告白しよんちゃうかってめっちゃ探したやろ!』
ゼェゼェ言いながら額から汗を流して亜子に言った。
『あとお前声デカいわ!丸聞こえやボケ』
『…なっ』
さっき亜子が言ってた言葉の中には康太が好きというものがある。
『全部聞いた…?』
『ぜーんぶ聞いてしもたわ。』
『あ…あたしが康太の事す…好きってやつも…?』
『ああ聞いた!』
『え~と…』
『…俺もお前の事が好きや。お前が今日誰かに告白するって聞いたとき、胸が苦しいなってん。これってお前ん事が好きっていうことやんな…?』
どんどん赤くなる康太の顔を見て、亜子は笑みをこぼし
『あたしと付き合ってください』
と言った。
『しょ…しょうがねえから付き合ってやるっ』
もう。素直じゃないんだから
『なんであたし…康太の事好きになったんよ…好きにならん方がええ。もう康太…あたしに優しくせんといてや…期待するやん。ボケー』
泣きながら叫ぶ亜子の頭を
ゴツンッと誰かが殴った。
『いったー!!!ちょっ誰やねんっめっちゃ痛いがな!』両手で頭を押さえながら後ろを見た。
そこにはさっき叫んでいた言葉に出て来る本人がいた。
『え…』
『先に帰るなや!お前が誰かに告白しよんちゃうかってめっちゃ探したやろ!』
ゼェゼェ言いながら額から汗を流して亜子に言った。
『あとお前声デカいわ!丸聞こえやボケ』
『…なっ』
さっき亜子が言ってた言葉の中には康太が好きというものがある。
『全部聞いた…?』
『ぜーんぶ聞いてしもたわ。』
『あ…あたしが康太の事す…好きってやつも…?』
『ああ聞いた!』
『え~と…』
『…俺もお前の事が好きや。お前が今日誰かに告白するって聞いたとき、胸が苦しいなってん。これってお前ん事が好きっていうことやんな…?』
どんどん赤くなる康太の顔を見て、亜子は笑みをこぼし
『あたしと付き合ってください』
と言った。
『しょ…しょうがねえから付き合ってやるっ』
もう。素直じゃないんだから