【短編】指定席
「あ~ありえん。なんで、か弱い乙女がこんなだっさい紙、首に吊してバケツ持たなあかんねん。」

「ぎゃははっ!おまっ…か弱い乙女って誰のことや」

おいコラ。
爆笑しすぎや。

「黙れ猿。」
「んあ?猿って何やねん。」
「いつもいつもキーキーうるさいやん。やから猿。」
「な…っじゃあお前は豚や!!」
「はあ!?そんな太ってへんわボケ!!」

《ガラッ》
いきなり、ドアが開いた音がして驚いた2人はドアの方を見た。
そこには眉間にしわをよせて眉をぴくぴくしている先生の姿が。

おまけにひきつった笑顔で。

怖いっす。先生…。泣
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