【短編】指定席
正直、亜子の言葉を聞いて俺はますます亜子を学校へ連れて行きたくなかった。
〔誰に告白するん〕
〔誰が好きなん〕
〔ほんまに告白するんか〕
〔その誰か付き合ったら…俺らもう一緒に居れないんちゃうか〕

さまざまな思いが康太の胸にふりかかる。

俺はこの時、分かってなかった。
亜子の事が好きだってこと…
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