初恋を描くよ
パーカー野郎


なっなに...こいつ!!



目の前にはありえない速さでウィンナーやら玉子焼きやらを口に次から次へと入れるパーカー野郎の姿があった



あんなに残していたお弁当も1分もたたない内にきれいに空なった



空になったと同時にパーカー野郎が満足げな声をあげた


「あ〜生き返った〜!!!!」


そりゃあんだけ食べたら生き返るでしょっ!!



と引きつり笑いをしている私に気づいたパーカー野郎はうれしそうに私のもとに近づいてきた



そして私の手を両手で包む様に握った


「ありがとう!!助かった」


『はっはあ...。』



「俺3日間くらい何も食べてなくてさあ...!!もう死ぬかと思ったあ!!」



みっ......3日も!!??


私がぽか〜んとしているとパーカー野郎はそれに気づいたみたいにケラケラ笑いながら答えた


「まあ人間3日くらい飯食わなくても平気なんだけどね〜〜♪」


あきらかにさっき死んでたくせにっ!!
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