初恋を描くよ
「瑠璃子!!」



振り返ると春人が
ぜえぜえ言って壁に寄りかかっていた



『春人...!!??』



私は春人に駆け寄った



『春人...!!』




私が近寄ると春人が私の腕をひっぱって抱きしめた




「瑠璃...子。会いたかった...」



『春人...』




「ごめん...俺...俺...」



『春人...もういいよ...もういいよ...』




私は春人を強く抱きしめた



私よりずっと体が大きかったはずの春人は



なんだか小さく思えた
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