初恋を描くよ
「あっ違う!!そう意味ぢゃなくて!!」


『なんなんですか!!』


「なんていうか...もうちょっと笑って??」


『こんな状況で笑えるわけないでしょ!!』


「だってさっきから真顔だから〜笑ったら可愛いと思ったんだよ」


『なっ////』


にゃあ〜〜〜っ



その時足元で鳴き声がした


ん??猫??


見ると黒と白のまだら模様の猫がいた


「あっ!!美奈子!!」



にゃあ〜〜っ



パーカー野郎に美奈子と呼ばれたその猫はパーカー野郎の下に歩いていく



その猫をパーカー野郎が抱き上げた



「かわいいだろ〜??こいつ♪」


『うっうん...』



私は実は猫好きなのだ


『飼ってるんですか??』


「う〜ん、飼ってはないよ」



『え??』


「ここに毎日絵書きにきてたら友達になった♪」
にゃあ〜〜

そうだよって言ってるみたいに美奈子も鳴いた



『へ〜-・・・』



猫と友達なんだ笑



『なんで美奈子っていうんですか??』



「ん??なんか美奈子っぽい顔してない??こいつ」



そう言われたので美奈子の顔を見てみる



美奈子っぽい顔ってなんだ??笑

『ぷっ-・・・』



思わず吹き出してしまった



「あ―――!!その顔!!」



『え??』



「今みたいに笑ってよ!!可愛いいぢゃん♪」


『なっ////』



「〜♪♪♪」



パーカー野郎は美奈子を膝の上にのせまた絵を描き始めた
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