初恋を描くよ
ご飯係っ!!
「ねえ〜」


『はい??』


「名前なんていうの??」


顔をスケッチブックに向けたままパーカー野郎が聞いてきた


『私のですか??』


「それ以外何があるの??」



パーカー野郎が笑いながら言った



ばかにしてるなっこいつ!!



『槙下瑠璃子(まきしたるりこ)...です』



「瑠璃子かあっ!!何歳??」


『17歳です...』



「若いね〜〜っ俺もうおっさんだわ笑」


『あの...パーっぢゃない...あなたは??』



「ん??俺??俺は春人(はると)だよ!!年は...何歳だと思う??」


パーカー野郎改め春人はスケッチブックから目を離していたずらっぽく笑いながら言った


『う〜ん...40歳くらい??』



「え!!??うそ!!??俺そんな老けてる様に見える??」



明らかにショックを受けている



『やっうそですよ!!』



「なんだよ〜まぢびびったわ〜」


なんだか面白くてまた笑ってしまった


「21歳だよ」


スケッチブックに顔を戻した春人が言った



「もっと若く見えた??」


『いえっ!!笑』


「ははっ瑠璃子きびし〜!!」


笑う春人を見た時に目が合って...一瞬ドキッとした
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