※誘惑危険地帯※
絶叫オーラ
ー放課。
「まさかおんなじクラスになるとはねぇ・・・」
「運命かもね♡なんちって」
侑里は可愛くておまけに明るい性格。
みんなに好かれるタイプだ。
「よろしくね!えっと・・・」
「梨々香だよ。」
「よろしくっ!梨々香」
「梨々香~」
後ろから誠の声がする。
「何?」
「120円かしてー」
「嫌だし・・・なんで?」
「期間限定お汁粉飲みたいから!」
お汁粉って。
てか、夏ですよ今?!
「もぉーしょうがないなぁ」
「さんきゅー」
誠はお金を受け取るとスキップで自動販売機に向かった。
「いまの男子なんて名前?」
「野川 誠・・・」
「へぇ~。野川くんって言うんだ」
もしかして侑里落ちちゃった感じですか?
まぁ、あいつを見て落ない女子なんていないだろうけどさ・・・。
侑里、美人なのに・・・。
ど変態誠の餌食?にされちゃう。
「侑里?」
「・・・」
あ、これはもう以上地点に入ってるな。
可哀想に・・・・・・。
本気であいつを好きになったら終わりなのに。
「ゆ~りっ!」
「は、はいっ!」
侑里は異常な驚き様でこっちを見た。
「落ちちゃった?」
私なニヤニヤしながら聞いた。
「お、落ちてないよ!!
ただ、かっこいいなぁ~って」
ほら、もう落ちてる。
「まぁ、がんばって!」
「だーかーら落ちてないって!!」
好きになる気持ちが芽生えることは悪いことじゃない。
でも、あいつを好きになるのはお勧めしないな。
きっと、傷つくのは誠のことが好きな純粋な女子達だから。