※誘惑危険地帯※
危険地帯Ⅵ
付き合うということ
「うふふっ♡」
「なんか、岡本さん怖いわ・・・」
「だね。さっきからニヤニヤしてるし・・・」
そう、そう。私ニヤニヤしてんのよ!
だって、私と宏貴くんは。
付き合い始めたからなのだ!
「梨々香〜。なにニヤニヤしてんのよっ」
キャンプから帰ってきた私は侑里に会うのは久しぶりだ。
「お久しぶりです♪侑里さんっ♪」
「え?!なに??け、敬語?は?」
侑里は戸惑ったように私を見てくる。
「あのね♪」
「う、うんっ」
「実はね♪」
「う、うん」
「私ね・・・ぅぅ、うふふ♡」
ゴテーン。
侑里は床に倒れた。
「意味わかんないんだけどっ!」
「だってぇ〜」
私はいじけた侑里に教えた。
ゴニョゴニョゴニョ。
「え━━━━━━?!」
「し〜。声がでかいっ!」
「ご、ごめんっ!でも、おめでとぉ♪」
「ありがとぉ〜♪」
侑里はやっぱり親友だ。
侑里になら何でも話せるし1番気楽にいられる。
ピロリン。
メール音がなった。
「誰だろう・・・って、宏貴くんだっ!」
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To 宏貴くん
Re:梨々香〜
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梨々香〜。
学校お疲れ様。
今度の日曜日空いてる?
空いてるならデートしたいな、なんて
もしよければ行かないかな?
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「こ、宏貴くん・・・」
行くに決まってるじゃん!
行く!絶対行く!
ー返信。っと。
日曜日か・・・。
楽しみだな♪