※誘惑危険地帯※
告白
誠と喋らない日が続いた。
家も隣なのに・・・。
幼なじみなのに・・・。
1番仲がよかったのに・・・。
変態なのに・・・。
って悪い方向に行ってますよ?!
でも、なんかやりにくいな。
「はぁ」
その時だった。
「おい」
低くて久しぶりな声だった。
「あ、誠」
すると誠が私のことを鋭い目で睨んだ。
「お前、宏貴と付き合ってんのか?」
ななな、なんでそれをー?!
「へ?何のこと?」
白白とした顔。
「白バックれてんじゃねぇぞ」
こ、こわっ。
「あ、あんたには関係ないでしょ?!」
「関係ある」
「なんでよ?」
「幼なじみだから」
こうゆうときに幼なじみって便利な言葉よね。
って、意味分かんなーい!!!!!!
「ふざけないでよっ!
私がどうであろうとあんたには全然の無関係なんだからっ!」
「関係あるんだよっ」
「どうせまた、幼なじみだからとか言い訳付けるんでしょ?!」
「ちげーよ」
「ちがくないっ」
「お前のことが好きだから」
「ほらまた、お前のことが好きだからってただのいい訳じゃないっ!」
なにが、お前のことが好きだからだよ。
意味分かんなーーーーーーーーーーい?!
へ?私のことか好き?
え、ありえないんですけど?!
もしかして・・・。
モテ期?!
なんちゃって~✩
「本当は俺のこと好きなんだろ?」
「何言ってんのよ?」
こいつはナルシストか?
いや、ナルシストだ!
「別れるなら今しかねぇぞ」
「わ~か~れ~ま~せんっ!」
何こいつ。本当にムカつく!!!!!
ふざけないでよっ!
「梨々香。俺の女になれよ」
は?
「お断りー!」
私はその場からチーターより速いスピードで逃げ出した。