※誘惑危険地帯※
お泊りpart1
「あ、やべぇ」
誠が珍しく困っている。
きっとロクでもないことに決まってる。
これが私の危険を
警告していることもしらずに・・・
「梨々香~。俺、やべーよ」
「お金ならかさないよ」
「何でそっちになんだよ。ボケェ」
「ぼ、ボケですって?!このド変態ヤロー」
「うっせぇよ。頼みがあんだけど...」
「だーかーら。
金はかさないって言ってんでしょ!」
「金じゃねぇよ。」
「じゃあ、何よ」
「鍵、なくした」
「・・・・・・・・」
あ、い、う、えーーーーーー?!
なぜ鍵をなくす?
どうやったら鍵をなくすんだこのドアホが。
「友達の家に泊まりに行けば?」
「お前の家がいい」
「なんでよ?」
「菓子がいっぱいあるから」
なんだ、その理由は。
菓子目当てで泊りに来んのか?こいつ。
「断る」
「そんなこと言うなよー。
な、な、な?頼むよ。女神様~」
「ちょうし良いんだから・・・
でも、無理だから」
「うまい棒10本!」
「のったーーーー!!!!!」
と、いうことで一日止めることになった。
まぁ、うまい棒10本ならお安い御用よ!
ふっふ~ん♪
「お前床で寝ろよ?」
は?これ私のベッドですけど?
何が「床で寝ろよ?」だよ。
「普通お前が床だろ。常識知らず変態がっ」
「変態は余計だろ!このボンクソ女!」
きぃー!、!ムカつくコノヤロー(怒)
「しゃーねぇな」
お、今日は諦めがいいなド変態誠。
おとなしくお前は床で寝て...。
「2人で寝るか」
ろ...。
って、どうやったらそうゆう
考えになるんだコイツは?!
「2人で寝るか」じゃねーよ。
もう、高校生ですよ、私達。
「もぅ、いいわ。私が床でねるから・・・」
「お、諦めがいいな。悲惨女♪」
「誰か悲惨女だって・・・?」
「いや、間違えました。女神様。」
まったく。
本当に誠は・・・。