お前の席は“ここ”
最悪の出会い
「ここかぁ。私の愛しの高校ちゃんは☆」
私、斎藤佳那は今日から晴れて一宮高校の生徒の仲間入りを果たした。
受験勉強頑張ったな、私!そんなこんなで、初門くぐり…?をしまして、クラス表を見にいったのです。
そしたら
「かなかなかなかなか~なっ」
私を呼び止める不思議な声が・・・・。
うん、スルーしよ…
「うとしてんじゃないわよ」
はい、できませんでした~
この人は私の親友であり幼馴染である新藤真理様でっす♪
「なっナァニ~?マリチャン。気づかなかったよ~あははは」
怖い怖いです。真理の目がああああああ
「ふうん。そうなんだぁ。スルーしようとしてたわけじゃなくて?」
「・・・・・・・・・。すみませんんんんん!!!!スルーしようとしましたああああ」
「だよねー。もう一生心に刻み付けておくからな。あ、そんでさ。うちら同じクラスだよ」
「え。まじか。わぁ、私地味に喜んでるよ。よかったね、真理。私真理のこと地味に好きみたいだよ」
懲りない私はなぜか言ってしまった。なぜかな。なぜか。
「そっかああ。私のこと地味に好きなんだね。ふうん~。そっかあ」
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