お前の席は“ここ”
そんな私の心の中を知るはずもない真理はふつうにドアを開けた。
・・・・真理のドアの開け方が豪快なのを忘れてた。
一瞬クラスにいる全員のお方が私たちを見つめ。
またお話にお戻りになられました。
(ここここえええええ!!怖いよね。ねぇ真理!)
アイコンタクトで真理に聞くと
「え、そう?別になんとも思わないけど」
そうだった。真理はある意味最強☆♪だったわ。
そんなことを思ってるうちに真理はすたすたと自分の席へ。
私も行かなきゃ!一刻も早く自分の陣地へ!
「ぁ~と。私の席はどっこかな~☆」
なるべくチャラ様方の近くじゃないところがいいな~
なんて思ってると
「お前が斎藤佳那?」
横のほうから声が聞こえた。
恐る恐る見てみると、ひえええええ。ってあれ?
なんか黒髪のさわやか少年がいるお?
しかもその周りにはなぜかチャラ様方がたっくさーんいるお?
誰の声かわからなかったお?
なので一応みんなにむけて
「そうだけどなに?」
と一言。