お前の席は“ここ”
そうしたら、まあやはり黒髪のさわやか少年が口を開いた。
「お前の席はここ」
・・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・は?」
うん。は?
マジ目がテンになるんですけどー!
「ぁ、はい。ありがとございます…。はい」
丁寧に教えてくださった…。
ていうか、なんか金髪の周りに黒髪がぽつんって・・・・(笑)
さあて、座ろうかな。
「ってええええええ!?」←小声
なぜなぜまた黒髪さんの横ぉ!?
恥ずかしいから小声で我慢したけどさ、大声だしそうになるくらいびっくりだわ!
運悪いわー…。
うん、別に黒髪さんはいいんだよ。
でもどおせ今みたいに周りにチャラ様がたっくさーん来るんでしょ?
それが嫌なんだよ!?
こんな感じで私がパニックってる間に黒髪くんが
「やっと見つけた」
といったことは私は知る由もない。