闇の中の月姫
第一章
闇の中の月姫
ピリリリッ ピリリリッ ピリリリッ
ケータイのアラームがなりひびく。
さぁ、今日もショータイムの時間だ。
『私は、月姫。感情なんて存在しない』
鏡の前に立ち、そう呟くと
黒く月が描かれている特制服に着替え
静かに家をでる。
私は、月夜 星奈(つきよ ほしな)16歳
今から町へ向かう私は“月姫“となる。
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