闇の中の月姫
流「普通じゃ『はい!もう、行こう!」
流が”普通じゃない”なんて言う前に、私は声を重ねた。
普通の女子高生ではない事は………明らかにばれているよね?
だって、屋上のドアを吹っ飛ばした上に
殺気だしちゃったんだから。
『はぁ、もーいいや』
そんな事、考えるのもめんどくさいな。
ばれない事を祈りながら一人で静かに屋上を出た。
後ろで宝龍の彼等が話し合っていることも知らずに____
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