闇の中の月姫
由莉「……はぁ…はぁ……早いですよ」
由莉の足がとまったかと、思うと苦しそうな顔をしていた。
『ごめん!でも、ばれたら大変だから』
由莉「…そういえば、どうして髪と瞳が前と違うんですか?」
呼吸を整えて、不思議そうにそう訪ねた。
『月姫だなんて知られたら、大変でしょ?
だから、ウィッグとカラコンをしてるの』
そういって、ウィッグとカラコンをとってみせる。
由莉「そうだったんですか!
じゃあ、なんで宝龍の倉庫に?」
何か、質問責めだな。
『宝龍の倉庫にいたのは、流達に連れてこられたから』
相当、強引だったけどね。
ま、元々場所を把握したかったから、いいんだけどさ。