闇の中の月姫
「知ってるに決まってるだろ?
真っ暗な夜空に現れる美しい月のように、
真っ暗な町に現れる美しい女。
髪は金髪、瞳は青く、容姿が完璧な美少女で、
一際喧嘩が強い
聞いた話によると、
月が描かれている特製服を来ていて、
胸元には月のペンダントが光っている」
「ん?お前、金髪で、青い瞳…月のペンダントをしている?」
「まさかっ、お前が月姫か?」
そうだよ当たり。
『やっと分かった?』
フッと笑みをこぼした私は、
殺気を出してみた。
「ひぃ」
そんな間抜けな声をだしたかと思うと、
男達は、ブルブルと震え出した。
……まだ10%しかだしてないんだけど。