トルクラトルクラ・ルンタッタ
「きみは…そこまで楽しそうに話すくせに、まだ“しあわせ”になれないんだね」




わらいすぎでなみだをうかべたクララは




ぬぐいながらトムに言います。




「え?」




「あの男より、きみの方がずっとおもしろい。」



「だよね?」と、トルルにどういをもとめます。



「うん。“ぼくらがドアをたたけばしあわせになれる”ってしんじてる人たちより、ずっとね」




ミミズクのとけいは、いつのまにか2じをしめしていました。




トムはくびをかしげます。




クララはさいごの一口をたべおわると、うっすらえみをうかべます。




「そういえばそのうわさ、さいしょにつくったのはだれだっけ?」




トルルがぽつりと言いました。




少しかんがえてから




「女の子だったよ。このおもしろいこよりは、小さかった。」




二人どうじにトムを見ます。



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