トルクラトルクラ・ルンタッタ
二人はおなじように、いままでのことを思い返していました。




そしてその思い出にたどりついたクレアは、トムにききました。




「ねぇ、お兄ちゃん。お兄ちゃんはいま、しあわせ?」




そのといに、トムはクレアを見ます。




二人はじっと、




たがいの目を見つめ合い、おなじ思い出をとりだします。




すずやかな夜の風が、




サアッと木の葉をゆらしました。




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